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冬至の太陽高度とかぼちゃの関係とは

   

冬至のゆず湯

冬至と太陽高度

 

冬至とは毎年大体12月22日前後に太陽黄経が270度になる日のことを

いい、二十四節気の一つです。

 

なお、二十四節気とは1年を24に区分し、季節の節目にしていますが、

地球が太陽の周りをまわっていますが、完全な円上にはなっておらず、

楕円状をしていて、ずれが生じるので、その決め方には、平気法や恒気法

または時間分割法などあり、各々のやり方で、その日にちが異なります。

 

ちなみに24節気は、立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨 立夏 小満

芒種 夏至 小暑 大暑 立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降 立冬

小雪 大雪 冬至 小寒 大寒となります。

 

現在の日本では定気法と言う方法が広まっていて、それによると、冬至の

日は2013年が12月22日、2014年は12月22日、2015年は12月22日、2016年は

12月21日となります。

 

この冬至には、北半球では太陽高度が最も低くなり大体30°強(夏至は78°)

ですが、この日は日中が1年中で最も短い日(夜が一番長い)となっています。

 

ちなみに、昼と夜の長さが同じになるのは、春分の日と秋分の日です。

 

陽来復という言葉が冬至に言われますが、これは今まで日がだんだんと

短くなっていたものが、冬至を境にだんだんと長くなっていくことを、

悪いことが続いていたのが、だんだんと良くなるというように置き換わり

冬至を境にして良くなるという意味で使われています。

 

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また、冬至では「運盛り」と言って、この日に、「ん」が付く食べ物

食べることで「運」が付くとされ、ニンジン、レンコン、いんげん、うどん、

ぎんなん、キンカン、ナンキン(かぼちゃ)などを食べると良いと言われています。

 

冬至とかぼちゃ

かぼちゃ寺の冬至祭

 

さて、「運盛り」という風習でこのナンキンが広く日本に残ったと

言う事ですが、このかぼちゃと言うものは、冬のこの季節、野菜が

少なくなるのですが、ビタミンAやカロチンが豊富なので、風邪や

中風(脳血管疾患)予防に効果的と言う事で食べ続けられています。

 

また、このかぼちゃは、収穫後約1ヶ月程度寝かせておくと甘味成分が

増えて、非常に美味しくなるのですが、ちょうどかぼちゃの収穫時期の

最後のものを寝かせた時期に丁度冬至が重なったということもあります。

 

動画簡単レシピかぼちゃの含め煮

かぼちゃの含め煮

 

 

材料(2人分)

かぼちゃ      200g
出汁汁       1/2カップ
塩         小1/2
砂糖        大2
みりん       大1/2
醤油        大1/2

 

 

作り方

①かぼちゃは3㎝角に切り、所どころの皮をむきます。

②鍋にだし汁、砂糖、塩、みりんを入れて火にかけます。

③かぼちゃを鍋に入れて温めます。

④沸騰してきたら中火にして紙ぶたをして15~20分にます。

⑤仕上げに醤油をふりかけ煮含めれば出来上がりです。

 

 

冬至とゆず湯

 

冬至にゆず湯に入ると言う事の正確な意味合いははっきりしませんが、

銭湯が出来た江戸時代の天保9年(1838年)の東都歳時記と言う書物に

江戸の銭湯で流行りだしたとの記述があるそうです。

 

色々と言われていますが、冬至(とうじ)が湯治(とうじ)の語呂合わせ

で、身体が具合悪ければ融通(ゆうずう)が利くとゆずに掛けたという

まことしやかな解説もあります。

 

冬至にゆず湯に入ると1年中風邪をひかないという言い伝えが

ありますが、このほかにあの香りの成分にはリラックス効果

認められ、アロマテラピー効果はあり、さらに血行促進、腰痛緩和、

冷え性などにも効果はあるようです。

 

なお、冬至とは関係ないのですが、ゆずを絞るときは皮の部分を

下に向けて絞ると、香りの成分も汁に入り込んで、いい匂いのものになります。

 

 

 

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