ゲリラ豪雨と集中豪雨の違い!
大阪府枚方市を襲ったゲリラ豪雨
ゲリラ豪雨とは?
我々も学校で習ったように、照りつける夏の太陽の元、
大地が熱せられ、上昇気流が生まれます。
普通は山に沿って空気が昇り、1時間以上かかって大きな
入道雲が発達していきます。
上空に昇った空気は、冷やされ、雲の中に氷の粒や水滴
等が出来、それらが激しく混ざり合い、やがて大粒の雨や
雷が発生するのです。
一般的な夕立の仕組みはこのようなものですが、いわゆる
ゲリラ豪雨の大まかな仕組みは、これと同じです。
違うところは、発生する場所が都会が多いと言う事で、これは
問題となっている、ヒートアイランド現象がもたらしている
と言う事です。
ゲリラとは遊撃戦をする民兵などを意味しますが、この豪雨
は、どこで発生するか予報が難しくある地域限定となるので
ゲリラと一般的に言っていますが、正式な気象用語ではありません。
集中豪雨とは
局地的に短時間に強い雨が降ることを集中豪雨と定義していますが、
数値的な基準があるわけではないので、基準はあいまいです。
数十分の短時間に、数十mm程度の雨量をもたらす雨のことを、
局地的大雨と呼んでいて、積乱雲が連続的に通過して数時間に
100~数百㎜の雨を観測することを集中豪雨と言います。
ゲリラ豪雨と集中豪雨の違い
集中豪雨は比較的広い範囲で起こりますので、気象庁の観測
で予報することもできる可能性もありますが、ゲリラ豪雨は
局地的に急に暖められた吸気が気象条件により一気に上昇気流
を形成し、積乱雲が出来て短時間に狭い範囲に大量の雨が
降りますので、予報が非常に難しいという特徴があります。
集中豪雨もそうですが、特にゲリラ豪雨の場合、都会では
排水能力にも限界があるため、急な浸水が起こりやすく、
現実にも自宅の地下室に浸水して亡くなったとか、地下鉄
が浸水して大変なことになったとか、いろいろと事故が
起きています。
ゲリラ豪雨から身を守る
にわかに黒い雲に覆われてきたら特に注意しなければいけません。
出来るだけ自動車での移動を控える。
強烈な雨が降ってきたら、建物の中に避難ですが、地地下は
避けた方がよい。
雨が上がっても、特にマンホールのふたが、水圧により飛ぶ
可能性があるので、近寄らない。
サイトで確認する。
気象庁では1キロ四方まで細分化した短時間予報サイト
「降水ナウキャスト」があるので確認する。
「ウェザーニューズ」は、「ゲリラ雷雨メール」の
サービスがあります。