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ロタウイルス胃腸炎の症状と予防接種の費用

   

ロタウイルス同時ワクチン

 

ロタウイルス胃腸炎の症状とは

 

ロタウイルスは大人が感染しても、それほど大変な

ことにはなりませんが、主に乳幼児が感染すると、

重篤な下痢を起こし易く命に関係することもしばしば

あり、一説では世界中で年間70万人も亡くなって

いるとのことです。

 

全体の約3分の2が2歳未満の幼児が発症しますが、

主に冬場が流行期となっています。

 

このロタウイルスに感染すると2~3日で発症します。

 

症状としては、下痢や嘔吐、発熱が主な症状ですが、

重症になれば中枢神経にも影響し合併症として、痙攣、

脳炎、髄膜炎等も引き起こし、最悪は死亡となります。

 

この下痢ですが、米のとぎ汁のような白色の水様の下痢

で、激しいので、脱水症状になります。

 

したがって水分の経口による補給か、点滴によって

補給しなければなりません。

 

このロタウイルスは下痢や嘔吐物から経口感染

よりますので、これらのものを始末するときは、手に

付かないようにしなくてはなりません。

 

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また、何らかの原因で、手などについたロタウイルスが

ドアノブなどについていて、その手で何らかの食物を

食べたりすることでも感染します。

 

そして、このロタウイルスは感染力が非常に強く10個

未満の数でも発症することもあります。

 

このように手について口に入りますので、手洗いを

しっかりとすることが大切です、

 

このウイルスに感染すると、決定的な治療法がないため、

対症療法がされますが、下痢は3~9日ぐらい続きます。

 

ロタウイルスの予防接種と費用

 

ロタウイルスにはワクチンの予防接種が2011年11月

以降可能となりました。

 

この予防接種は2種類の製品があり、1つはグラクソスミスクラインの

ロタリックスと、もう一つはMSDのロタテックと言う製品ですが、

どちらもポリオワクチンのような経口接種です。

 

ロタリックス
接種回数が2回
接種時期:生後2カ月と4カ月
効果:重症のロタウイルスによる下痢に対する効果:71.7~92.4%
ロタウイルスによる入院を防ぐ効果:69.6~93.5%

ロタテック
接種回数が3回
接種時期:生後2カ月と4カ月と6カ月
効果:重症のロタウイルスによる下痢に対する効果:88.3~100%
ロタウイルスによる入院を防ぐ効果:90.5~98.2%

このように見るとロタテックの方が3回することで効果は
高いようです。

 

費用としては、保険がきかないので、自由診療になり、大体ですが

1回あたり13000円前後が多いようですが、自治体で助成金

を出しているところも多くなってきていますので、地元の

市や区などに確認してください。

 

なお、3回接種するロタテックの方が総額では安いところが

多いようです。

 

それから、上記のように予防接種する期間が定まっていますが、

助成金を受ける場合は特に生後から接種までの期間が定められていて

いますので、それも確認が必要です。

 

それと、この予防接種を受けると以後4週間違う種類の、

予防接種が受けられませんので、必須の予防接種との

スケジュール調整をしなくてはなりません。

 

 

 

 

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