大晦日とカウントダウンイベント(関東編)
カウントダウンイベント
大晦日とは
大晦日とは、一年の最後の日を指しますが、現在の太陽暦では12月31日と
固定されていますが、明治以前の太陰暦(月の周期で暦を決める)では
12月の最終日が30日とか29日とか一定していませんでした。
昔は毎月の月末を晦日(みそか)と言っていましたが、三十をみそと言います
(三十路みそじなど)が三十日をみそかと呼んでいました。
年越し蕎麦のいわれも晦日蕎麦(毎月月末にそばを食べていた)の習慣が
年末だけ残り年越し蕎麦となりました。
このように毎月の習慣等がだんだんとすたれて、年末だけ残ったと言う事ですが
証券取引所でその年の終わりの最終取引を大納会と言いますが、年の最終や
その年の最初を「大」と付けるように(大発会)、晦日のうち、その年の
終わりの晦日を大晦日と言うようになりました。
大晦日の行事ですが、昔は年神様を迎えるために大晦日から元旦まで年籠り
をしていました。
また、108つの煩悩を払うためお寺では除夜の鐘を108回つくという行事も
あります。
年神様は神社におられると言う事ではなく、その年の恵方から、各家庭に
来ると信じられていて、元旦は家で過ごしていました。
ただ、明治以後は、いろいろと変遷がありましたが、関西の私鉄が正月に
各家庭の恵方とは関係なしに、自社の沿線の有名な神社仏閣を宣伝し、終夜
運転もして、集客したため、年籠りの習慣もほとんどしなくなり、有名どころに
初詣でに出かけるという風習になり、このような風習は関西だけではなく、今や
全国的な風習となりました。
このように、年末・年始の風習もがらりと変わりまして、西洋からの
イベントとして盛んにやられていた、カウントダウンイベントも、日本各地で
行われるようになりました。
主な関東カウントダウンイベント
東京ディズニーランドニューイヤーイブ
東京ディズニーシーのカウントダウン
言わずと知れた、東京ディズニーランド・ディズニーシーのカウント
ダウンイベント(正式にはニューイヤーイブ)です。
ここでは、午後8時~翌午前7時までがイベント時間ですが、このイベントに
参加するためには、大人も子供も区別なく8200円のパスポートが必要で、
たとえば、徹夜で楽しんでも、午前9時以後は通常の料金のパスポートが
さらに必要になります。
逆に当日通常のパスポートで入園していても午後8時以後のイベントを
見たいな~と思うと、やはり8200円のパスポートを購入する必要があります。
アクセスはJRが便利でJR京葉線・武蔵野線「舞浜駅」下車です。
なお、各地から高速バスツアーが企画されていますので、利用すると
格安にいけます。
八景島シーパラダイス カウントダウン
八景島シーパラダイス カウントダウン
大晦日から元旦にかけて、オールナイト営業を実施カウントダウンイベントが
行われ創業100周年を迎えた吉本興業とコラボでイベントをしています。
カウントダウン後新年に「ニューイヤー花火シンフォニア」が打ち上がり、
圧巻の花火ショーを展開されています。
料金的には、Sブロック入場券が6千円が最高価格で、当日券でイルカショウ
なしで3千円~となっています。
アクセスは、横浜駅からJRでは根岸線新杉田駅でシーサイドライン乗換で
八景島駅下車か、京浜急行では横浜から金沢八景駅~シーサイドライン
乗換で八景島駅下車となります。
増上寺と東京タワー カウントダウン
増上寺の東京タワー カウントダウン
初詣でを兼ね、増上寺でのカウントダウンはいいものです。
NHKの中継で全国的に有名になった増上寺ですが、除夜の鐘も聞けて
一石二鳥となります。
ここ増上寺は、明徳四年(1393年)浄土宗第八祖酉誉聖聰(ゆうよしょうそう)上人に
よって開かれ、徳川家の菩提寺となっていいて、6人の将軍が眠っています。
なお、ここに安置されている阿弥陀如来像は黒本尊と言って家康公が
勝利を祈願したことで、勝運・厄除けに霊験あらたかと言う事から、
初詣でにはぴったしです。
東京タワーは年末には25時まで営業しています。
アクセスはJR線・東京モノレール 浜松町駅から徒歩10分、都営地下鉄三田線
御成門駅から徒歩3分、芝公園から徒歩3分等です。