京都の老舗和菓子店といえばおススメはここだ!
京都と言えば古都、そして老舗の和菓子店が
ずらり軒を並べているイメージです。
京都は世界遺産に登録され、その歴史は古く
その歴史とともに、老舗と言われる和菓子店の
技も伝承されてきました。
ところで和菓子とは、欧米で作られる洋菓子に対して、
日本で昔から作られてきた伝統的なお菓子をいいます。
和菓子は茶道とともに発達してきたようで、
薄茶や濃茶とともに食べられますが、色形も上品な
ものとなっていったようです。
一方、安土桃山時代から入ってきたと言われる
南蛮菓子も分類上は和菓子に入るようです。
南蛮菓子では、
長崎のカステラや
京都の金平糖、
松山のタルト、
福岡市の玉子素麺
などが有名ですが、
どこか舶来の感じもありますね。
老舗の和菓子店というと、和菓子を作って
何百年、10何代目の当主とか
敷居も高そうですね。
ただ、こう言った和菓子の老舗には
まねのできない職人技で作る味とか、
その形といい素晴らしいもの
になっています。
さて今回、京都で老舗と言われる和菓子店で
特に歴史が長いオススメを紹介します。
とらや一条店/虎屋菓寮
今や全国ブランドになっていて、トラの絵の袋
も知っている人も多いと思います。
なんと創業は室町時代後期ということで、
現在の当主は17代目になるそうです。
今の本店は東京ですが、ここ一条店から発祥
しました。
京都市上京区烏丸通一条角にあり
ちょうど京都御所の西側に位置します。
ここは天皇家、将軍家御用達の竹皮包羊羹が
虎屋を代表するものです。
総本家駿河屋
こちらも全国ブランドで、寛正2年(1462年)
の創業で当時は饅頭処だったようですが、そののち
伏見羊羹を作り鶴屋となり、紀州へ移りました。
今の本店は和歌山ですが、創業の地の伏見を、
「総本家」としました。
徳川家ゆかりの「駿河屋」という名前を拝命し
現在となっています。
練羊羹の元祖であり代表は古代伏見羊羹ですが、
「夜の梅」の名前が有名です。
伏見本舗は京都市伏見区 京町3丁目190にあり
JR伏見駅のすぐ東側です。
井筒八ツ橋本舗
京都と言えば八つ橋が有名です。
ここの創業は文化二年(1805)年と長い
歴史を誇ります。
八つ橋とは琴の奏者「八橋検校」が作ったと
言われる琴の形をした堅焼です。
最近では生八つ橋「夕子」というつぶあん入りの
ものも出ています。
ここは800円で八つ橋を作る体験が可能。
本店は京都市東山区川端通四条上ルの
京阪電車祇園四条駅下車南に徒歩2分の
ところにあります。
(写真は同社HPより)
こちらは天正年間創業で当代で15代となるそうです。
京都市中京区壬生梛ノ宮町の壬生寺の近くです。
土地の野菜である壬生菜(みぶな)を
使って新撰組にちなんだ
「屯所餅(とんしょもち)」 や
菜の花に見立てた
「壬生の郷」も人気銘菓ですが、
ここは京都で唯一、
南蛮菓子の「鶏卵素麺(けいらんそうめん)」
を作っています。
(写真は同社HPより)
柏屋光貞(かしわやみつさだ)
文化3年(1807年)の創業で、八坂神社の南側の東山安井
バス停近くにあります。。
祇園祭の7月16日のみしか販売されない「行者餅」は
有名です。
茶道の専門家には「音羽山」「茶の実」が有名。
左京区の聖護院に伝わる厄除けの和菓子法螺貝餅も
節分の日のみの販売で要予約
ここは、ホームページもなくネットでの販売もなく
電話や直接来店で予約します。
まだまだ紹介したい老舗が沢山ありますが、今回はこの辺で
次回に続く予定です(笑)。
さて、全国ではいろんな老舗や和菓子のお店が山ほど
ありますが、多くは自社直販で通信販売をやっています。
また、楽天市場やアマゾン、セブンネット、デパートなど
の通販サイとが扱っていますので、このようなサイトで
面倒でもいくつか比較すると安いお店が見つかるかも
しれません。