赤マンボウは回転寿司でもてもて!マグロに変身したりネギトロに変身しています
27キロもある赤マンボウ
赤マンボウとはどんなもの?
赤マンボウと言う魚は、あまり聞きなれなかった魚ですが、
最近ネットで話題になってきています。
この赤マンボウって形が水族館で見れるマンボウの姿に似て
赤い色をしているので赤マンボウと言う名前になったようです。
しかしよく見ると、マンボウにはない尾びれを持ち、背びれとか
むなびれも、マンボウとは形状が異なっています。
学問上はマンボウの仲間ではなくリュウグウノツカイの近種だそう
です。
赤マンボウは熱帯・温帯の海に広く分布し、水深500 mの表層・中層に
生息し、肉食で、クラゲやイカ、オキアミ、小魚などを食べているとの
事ですが、味が良いため、ハワイや沖縄では珍重されています。
この魚は、もともと日本で専門に漁獲すると言うこともなく、たまに
延縄漁(はえなわりょう)に混ざって採れる事があるくらいです。
ではなぜこの赤マンボウが、最近話題になっていると言うことは、
その身にあるのです。
この赤マンボウの身は淡く綺麗なオレンジ色で、なおかつ肉は繊維質の
赤身で、刺身や燻製などで食べられています。
このような特徴の上に、キロ1000円程度と安いので、2008年ぐらいから
回転寿司ではマグロの代用品として使われだしました。
ネギトロとはどんなもの?
大盛りネギトロ軍艦
まあ、ネギトロっていうと、回転ずしでは定番ですので
知らない人は少ないのではないかと思います。
上の動画はまさにネギトロの大盛りです。
ただ、単にネギトロと言うと丼もありますが、ご飯の上に
乗っているものは同じです。
ネギトロのトロの部分ですが、本式ではマグロの中落ちつまり
マグロをさばいた時に骨の周りにへばりついている赤身や、
筋の多い部位や皮の裏などの脂身をスプーンなどで、
こそげ取った物を使うことです。
したがって、本来はマグロを一本買いするような大型店(老舗)
の賄いめしや隠しメニューでした。
現代は、キハダマグロやメバチマグロの安い部位に魚油や植物油を
混ぜて加工したものが回転寿司で利用されています。
ところが、最近ではもっと安い赤マンボウの身に油を混ぜた
物が出回って来たのです。
大間産の本マグロ一本1億5540万円で競り落としたというニュース
もありましたがこのマグロは222キロで可食部分は約半分になり、
1キロ当たり140万円と計算されます。
で寿司1カンでは15g使えば21.000円もすることになります。
こんなことは例外ですが、それでも、通常でも1キロあたり
2万円前後はしますので15gでは300円はします。
このように、もし本物を使っていれば、軍艦2カンで105円では
とても出来ないことは理解できましょう。
このようにマグロに似ていることで、マグロの寿司にもなって
いるようです。