大晦日とカウントダウンイベント(関西編)
2016/07/01
おかげ横丁のカウントダウンイベント
大晦日とは
大晦日とは、一年の最後の日を指します。
現在の太陽暦では12月31日と固定されていますが、明治以前の太陰暦
(月の周期で暦を決める)では大晦日は12月の最終日が30日とか29日とか
一定していませんでした。
昔は毎月の月末を晦日(みそか)と言っていましたが、三十をみそと
言います。
たとえば三十路(みそじなど)が今も言われますが三十日をみそかと
呼んでいました。
江戸の中期以降では晦日蕎麦(毎月月末にそばを食べていた)の習慣が
年末だけ残り年越し蕎麦となりました。
このように毎月の習慣等がだんだんとすたれて、年末だけ残ったと言う事です。
証券取引所でその年の終わりの最終取引を大納会と言いますが、年の最終や
その年の最初を「大」と付けるように(大発会)、晦日のうち、その年の
終わりの晦日を大晦日と言うようになりました。
大晦日の行事ですが、昔は年神様を迎えるために大晦日から元旦まで年籠り
をしていました。
また、108つの煩悩を払うためお寺では除夜の鐘を108回つくという行事も
あります。
年神様は神社におられると言う事ではなく、その年の恵方から、各家庭に
来ると信じられていて、元旦は家で過ごしていました。
ただ、明治以後は、いろいろと変遷がありましたが、関西の私鉄が正月に
各家庭の恵方とは関係なしに、自社の沿線の有名な神社仏閣を宣伝し、終夜
運転もして、集客したため、年籠りの習慣もほとんどしなくなり、有名どころに
初詣でに出かけるという風習になり、このような風習は関西だけではなく、今や
全国的な風習となりました。
このように、年末・年始の風習もがらりと変わりまして、西洋からの
イベントとして盛んにやられていた、カウントダウンイベントも、日本各地で
行われるようになりました。
主な関西カウントダウンイベント
ユニバーサルスタジオジャパン
ユニバーサルスタジオジャパンのカウントダウン
言わずと知れた大阪の、ユニバーサルスタジオジャパンのカウントダウン
イベントです。
ここでは、オールナイト営業で、乗り物乗り放題でカウントダウン後の
花火はなんと3000発と豪華です。
ユニバーサル・カウントダウン・パーティ 2015 パーティ・パスの有効期限は
12月31日午後7時~1月1日の午後8時までの25時間と余裕です。
値段は、一般のパーティ・パスが4歳以上が10800円~パーティ・パス+観賞エリア
パス+パーティビュッフェの22800円の4種類があり、パーティ・パス+
特別エクスプレス・パス 4が14800円となっています。
なお特別エクスプレス・パス 4の場合ハリーポッターエリアがあります。
アクセスはJR西日本ゆめ咲線(桜島線)ユニバーサルシティ駅より徒歩数分です。
なお、各地から高速バスツアーが企画されていますので、利用すると
格安にいけます。
神戸市立須磨海浜水族園 カウントダウン
神戸市立須磨海浜水族園 カウントダウン
神戸市立の水族館ですが、大晦日は特別開園をしていて25時まで営業します。
イベントの目玉は、年に1回だけのカウントダウンイルカライブ(特別公演チケット500円
が必要)や、波の大水槽前エントランスホールで神戸発信のアカペラグループ
“Permanent Fish”プレゼンツ「ぎょぎょぎょカウントダウン」など、その他多数の
イベントがあります。
17時からの入園料は、特別入園料として、18歳以上1,000円、18歳未満小学生までは
500円になります。
また、魚を見ながらお酒(ノンアルコール有)を飲むと言うアクアコンサート&
アクアバーもあります(飲み物代は別途有料)。
アクセスはJR「須磨海浜公園」駅から徒歩5分か山陽電鉄「月見山」駅から徒歩10分
ぐらいになりますが、JR神戸線や山陽電車は終夜運転をしていますが、すべての
路線で終夜運転をしているわけではないので、確認をしてください。
ユニバーサル・シティウォーク カウントダウン
ユニバーサル・シティウォーク カウントダウン
ここは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに隣接するエンターテインメント型の
複合商業施設です。
ユニバーサルスタジオジャパンのカウントダウンパーティーは結構高いですが、
ここのカウントダインイベントでは入場無料となっています。
ユニバーサル・シティウォーク大阪・3F センターコート特設ステージで
開催されますが、この施設はインディーズからメジャーまでさまざまな
アーティストが出演するミュージックライブを開催しています。
開催時間は11:30~0:30
アクセスはJRゆめ咲線 ユニバーサルシティ駅直結です。