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建国記念の日とその意味

   

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建国記念の日とは

 

建国記念の日とは国民の祝日の一つで2月11日となっています。

 

建国記念の日の趣旨として「建国をしのび、国を愛する心を養う。」

と国民の祝日に関する法律第2条に規定されています。

 

この建国記念の日は、「日本の建国を祝う会」が毎年2月11日に

東京の明治公園から原宿表参道を中心に明治神宮の大前まで、

「奉祝パレード」を実施しています。

 

幼稚園児から社会人までと幅広い参加者は鼓笛隊やブラスバンドなど

から編成された本隊は明治公園を出発して外苑西通り・青山通りを

行進します。

 

表参道で勇壮な神輿渡御と合流してなんと総勢約5500名の参加者は

国旗はためく表参道を明治神宮へと進みます。

 

9年前より、「建国 Memorial The Marching Contest in 表参道」と

銘打って首都圏十大学吹奏楽団によるマーチングコンテストも合わせて

実施されています。

 

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平成25年の最優秀校は駒澤大学でしたが、なんと初回から連続して

9回最優秀賞となっています。

最優秀賞の駒大の演奏(表彰式の後)

 

パフォーマンス賞は立正大学吹奏楽部と言う結果でした。

 

建国記念の日のパレードの様子

 

また、同日に国の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統芸能の

伊勢大神楽」も上演しています。

 

それと、中央式典として、渋谷公会堂において政府関係者や政治家、

各界の著名人や各国の駐日大使等参加者1500人で盛大に式典がされます。

 

 

建国記念の日の意味とは

 

上の説明では、奉祝と言うお祭り気分として書いてきましたが、

この建国記念の日と言う祝日は成り立ちがいろいろともめました。

 

もともと、2月11日を紀元節と言って、昭和23年まで続いていましたが

廃止されました。

 

その紀元節にいわれですが、日本国は神代の昔の初代天皇とされる神武天皇が、

「辛酉(かのととり)年春正月」の一日に即位したという『日本書紀』

の記述にもとづき、1873年明治政府が太陽暦に換算して2月11日と定め

たもので、新暦になっても2月11日は変えなかったのです。

 

紀元前660年2月11日が神武天皇即位の日となりますが、この時代は

いわゆる縄文時代にあり、文字もなかったような時代ですので、神話は

ともかく、天皇はそもそも存在しては無かったと言う事が現実です。

 

ところが、戦後の日本では自由民主党が中心となって、紀元節を復活させよう

と、建国記念日制定で議員立法として国会に上程すると、当時の社会党などが

反対して、都合9回も上程しては否決を繰り返していました。

 

ところが、「建国記念の日」と「の」を入れることで、建国そのものを記念する日

と言う意味合いに取れると言う事で、やっと法律が制定されて現在となりました。

 

凡人には休日が増えてうれしいと言う単純な考えの人も多いかもしれませんが、

パレードと言う新たな文化の創造にも寄与しているので、天皇云々ではなく、

日本国が出来た記念日と言う事でお祝いしたいものです。

 

 

 

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