大掃除とその手順
2016/06/30
大掃除とすすはらいく
古くから、1年間の汚れを綺麗にして新年に歳神様を迎えることに備えて
徹底的な掃除をするという風習があり、この掃除のことを大掃除と言います。
昔は、年夏の28日前後に横丁では、路地に畳を干しているという風景を
目にしましたが、現在では見なくなりました。
昔の畳は稲わらを畳床にしていて、適度な弾力性、高い保温性、室内の
調湿作用や空気浄化作用など高い機能をもつと言った非常に良いものでしたが、
欠点として大変重いことと、湿気を吸うと言ったことでダニ等の害虫が
繁殖しやすいこと、カビが生えやすいことで畳干しをしていました。
最近の畳は木材のチップを圧縮成形したインシュレーションボードや
発泡スチロールを利用して、稲わら床のような干すということもいらなく
なったことによります。
また、最近では断捨離(だんしゃり)ということもはやっているのも
影響しているのか日ごろから掃除をしていると、大掃除も必要ない
家もたくさんあるのかもしれません。
一方年末のニュースなどで耳にするすす払いとは何でしょうか?
東西本願寺のすす払い
すす払いとは今でいう大掃除のことを言いますが、現在では神社仏閣に
その風習が残っています。
江戸時代の商家などでは丁稚奉公の里帰りもあって、旧暦の12月13日に
すす払いを行っていました。
いずれにしても、きれいにして新年の年神様を迎えたいものです。
大掃除の手順
スピード大掃除
上の動画は、短時間で効率良く大掃除が出来る秘訣を教えてくれていますが、
それでも、1日で全部できそうにありませんので、数日の予定を組んで
大掃除をするといいみたいです。
次に、大掃除の手順になりますが、部屋の上から下に向かって掃除をすると
良いようですので、まずは天井の掃除から取り掛かります。
動画にもありますが、はけと掃除機でほこりを取っていきます。
次は照明器具になりますが、やはりはけと掃除機でほこりをとりますが、
カバーを取り外して、弱アルカリ性の住居用洗剤とクリームクレンザーを
混ぜた物で汚れを取ります。
次は、カーテンレールですが、これもはけと掃除機でほこりを取ります。
カーテンは、洗濯するか、クリーニングに出します。
次にキッチン周りですが、特に換気扇は油やすすで汚くなっていますので
アルカリ系の洗剤をバットに入れ、換気扇の部品を付け置きして、45分
ぐらい経ってから、汚れを取ります。
最後は、床などの掃除ですが、動画では、まずデジカメやスマホで部屋の
写真を撮るというものです。
ほこりなどは、はけ、ブラシと掃除機で綺麗にし、最期に洗剤を入れた
バケツにタオルを浸し、絞って拭きますが、この時に、タオルを細かく
たたむと、いちいちタオルを洗わずに済みますので、新しい面へとたたみ
替えで1枚のタオルでいけるとのことです。
そして、最初に取った写真がありますので、その写真通りに、おいてけば
元通りになります。