土用干しと梅干しの作り方
土用干しとは
土用干しとは、梅雨のじめじめした時期を過ぎて、夏の
暑い太陽が照る土用の期間にいろいろなものを干した事を
言ったものです。
この土用とは四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前の
約18日(計算方法があり19日の場合もあります)間を
言い、2013年の場合は7月19日~8月6日(19日間)と
なっています。
土用干しは昔から、梅干しを干したり、衣類や本を干したり、
することを言っています。
本や衣類については風通しの良いところで陰干しにすると、
カビが生えにくくなり、虫もつきにくくなるといった効果が
あることです。
田んぼの土用干し
ちょっと変わったところでは、稲作で田んぼの水をぬいて、
強いストレスを掛けて、強い稲にすると言う事も土用干しと
いいます。
梅干しの作り方
ジップロックを使った減塩梅干しの作り方
材料
完熟梅 2㎏
自然塩 200g
米酢 70㏄
焼酎 70㏄
ジップロック 大2枚
2Lペットボトル 2本
赤紫蘇 1/2把~1把個
梅酢 200㏄(作っているものから出たものです)
作り方
①ボウルに梅を入れて、梅を綺麗に洗います。
②ザルに広げて半日ほど干します。この時外で干せない場合は
扇風機を使い乾かします。
③次に梅のへたを爪楊枝などで取ります。
④梅をジップロックに入れて、塩・米酢・焼酎を入れます。
⑤蓋を閉めてから2~3度よく混ざるようにひっくり返します。
⑥段ボールに入れペットボトルに水を入れ重しにします。
⑦1日1回は袋を混ぜるためひっくり返し、1週間後は1日置き
にひっくり返します。
⑧梅酢が出てきたら、重しを半分程度に減らします。
⑨このような状態で2週間程度冷暗所で寝かせます。
⑩赤紫蘇は水洗いして乾かします。
⑪葉の部分だけちぎってボウルなどに取ります。
⑫ジップロックから梅酢を100㏄取り出して3分程度もんで
液は捨てます。
⑬ボウルを洗い、ジップロックから梅酢100㏄を取り出して
このボウルに入れ赤紫蘇に混ぜます。
⑭この赤紫蘇をジップロックにまんべんなく振りいれ最後に
梅酢も入れます。
⑮ジップロックを閉めて500gの重しをします。
⑯この状態で土用の丑の日ぐらいまでおきます。
⑰土用の丑の日になったらザルにクッキングペーパーを敷いて
梅と赤紫蘇を干します(土用干し)。
⑱1日干したらひっくり返します。
⑲2日めも同様にしますが、全体が乾けば出来上がりです。
⑳乾き方は好みですが、しっかりとしたものが良い場合は3日間
干します。
梅干し作りは、手間暇をかけるほどおいしくなるようですが、
3か月待ったかいがあるというものです。
ただ、努力を台無しにされないように、準備で、容器や
ジップロックそれと、梅の実などはきれいに洗うことです。
ぞんざいにするとカビなどが生えてきます。