むずむず脚症候群の原因と対策
むずむず脚症候群とは
むずむず脚症候群とは下肢静止不能症候群とかレストレスレッグス症候群
とも呼ばれ、たとえば寝ようと横になりじーっとしているような時に
主に下肢の部分が、むずむずするとか、じっとしていられないとか、
火照りがあるとか、ミミズなどの虫が這っているような感じがして、
足を動かしたり、手で該当部分を掻きたい思いになったり、入眠が
妨げられる症状が出ます。
このような症状が、大体夕方から就寝時ぐらいに出ることが多く、
重症となれば四六時中症状が出る人もいます。
なお、中高年に多くそれも男女比2:3で女性の方に多くの人がこの
症状に悩まされていて、顕在・潜在患者を含めると約500万人近くの
人が存在するとも推測されています。
むずむず症候群がある場合、特に就寝時に症状が出ることが多いので
寝付くことが難しく、寝不足の状態となり、ひどい場合は、日中も
むずむずが出て日常生活にも支障が出ることもあります。
むずむず脚症候群の原因
- むずむず脚症候群の原因むずむず脚症候群の原因は決定的なものはまだ見つかっていませんが、以下がその原因と言われています。
- 神経伝達物質であるドーパミンの機能低下
- 中枢神経における鉄分の不足による代謝の異常
- 脊髄や末梢神経の異常
- 遺伝的な要素
これらの原因のうち脳内での鉄分の欠乏によるドーパミンの合成異常が
かかわっているという仮説が有力の様です。
むずむず脚症候群の治療
- 日常の心がけむずむず脚症候群は日常の心がけで改善する場合もあります。
- カフェインやアルコールを控え過度の喫煙もしないカフェインは興奮剤ですので眠りにくくなり、アルコールは入眠の時は良いのですが、解毒時に喉が渇き神経が昂るので浅い眠りとなるので避けたいものです。
- 脚のマッサージ寝る前に脚のマッサージやスツレッチが効果があるようで、股関節のストレッチも効果があるとのこと。
これらを行っても症状が改善しない場合は、心療内科とか精神科の
受診が必要となり、診断によってドーパミン機能促進剤や、鉄分の
補給製剤などが処方されます。
また、これと言った決め手がまだわかっていませんので、漢方薬や
鍼灸でバランスを整えることで、症状が改善する場合もあり、このような
治療方法を望む場合は、漢方医や鍼灸師に相談することになります。