手足口病は子供だけではなく大人も罹ります
手足口病
手足口病とは
主にコクサッキーウイルスA16というウイルスによって発症
しますが、感染から発症までの潜伏期間は3日から5日程度と
されます。
ウイルスの感染は感染者の鼻や咽頭からの分泌物や便などに
接触することで感染しますが飛沫感染もあります。
発症した後の症状ですが、手の平、足の裏、口内に水疱が発生
することになり、発熱を伴いますがそんなに高熱となりことはなく
5歳以下の子どもを中心に、主に夏に流行しますが最近は大人も
掛かる人が増えてきています。
特に保育園や幼稚園など集団で子供同士で抱き合ったり、することで
集団感染する場合があります。
水泡ですが、出来る場所によっては痛みなどはない場合もありますが、
足の付け根とか、口の中にできる場合は相当な痛みを伴う場合も
あります。
特に口の中にできた時は、食べ物が痛くて食べられないといった
子供も出てきますので、流動食を用意することもあります。
この手足口病には特効薬はなく、痛みなどの対症療法をするか、または
何もしなくても1週間から10日程度で自然治癒します。
最近の日本では平成23年の大流行と平成25年はそれに次ぐ大流行が
発生しています。
大人の感染と予防
大人が手足口病を発症することが最近多くなってきています。
ウイルスが活発となる夏場に多いのが手足口病ですが、大人の場合、
最近の夏場の暑さで、ストレスが高まり結果として免疫力が下がり
ウイルスに感染してしまうのではと推測されます。
手足口病のワクチンもなく罹っても治す特効薬もありません。
では罹るのを待つだけかとなってしまいますが、予防策があります。
これは大人も子供も一緒なのです。
まず、患者の排泄物を始末するような場合には直接触らないことですが、
もし触った場合は、石鹸で綺麗に手洗いをします。
同様に、家に帰った場合は、石鹸で手洗いすることである程度防ぐことが
出来ますが、これが言ってみれば唯一の方法です。
そして、ウイルス性の病気はどれも一緒ですが、罹患している場合は
学校や会社その他の場所へ行かないことです。
症状が治ってもウイルスはその後も排出するのがほとんどですので、
保育園や幼稚園では医師に通園許可書を書いてもらってから、行くように
していますが、大人も医師からOKが出るまで自宅待機するべきです。