風邪の原因と効果的な治し方
風邪とは
風邪とは主にウイルスの感染や細菌の感染と言ったことで、鼻腔や咽頭等の
上気道の炎症性の病気に掛かった状態の事であり、咳や、咽頭痛、鼻汁、
鼻づまりなどの局部症状と発熱、倦怠感、頭痛など全身症状が出る病態の
ことです。
風邪と言う語源ははっきりとはしないのですが、どうも中国に於いて風の邪気で
風邪(ふうじゃ)によって引き起こされると言った考えから来ているようです。
風邪は万病の元とよく言われますが、いわゆるカゼによるウイルスや細菌で、
いろんな病気になるのではなく、免疫力が衰えていたり、体力が無かった場合に
風邪が悪化して、そのうえでほかのウイルスや細菌がさらに感染して、ただでさえ
戦う能力がないとこですので、いろんな病気が発症しやすいと言う事です。
風邪を引いたらテレビのCMでやっている、総合感冒薬とか●●咳止めなどの
薬があるじゃないのって声がするかもしれませんが、現在のところ風邪を
やっつける薬は実のところないのです。
医者に行けば、抗生物質を処方しましたからとか言われることもありますが、
ほとんどの風はウイルスが原因なので、抗生物質は効かないのです。
現在の風邪薬は対症療法としての効果を狙ったものですが、人体が熱を
発しているのは、抗原抗体反応で戦って熱を出してやっつけているのです。
したがって、風邪に掛かって初期の段階の発熱は体の防衛反応で、敵を
やっつけいますが、この時に総合感冒薬を飲むと、解熱剤も入っているので
逆効果となります。
できれば布団をかぶって、熱を出し切ったほうが治りは早いのです。
風邪の効果的な治し方
急な高熱が出た風邪症状はインフルエンザの可能性が高いので、初期の
内に医療機関で検査をして、インフルエンザと診断されれば、リレンザとか
タミフルといった薬で重症化は防げて、5日間程度で復帰できます。
一方、普通の風邪と言われるものは、即効性の薬はありませんので、自分の
免疫の作用に頼らなければなりません。
●一番効果的なことは、十分な休養と睡眠をとることです。
●また風邪のときは消化が悪い脂肪や植物繊維はできるだけ避けたい食べ物です。
●水分の補給も重要で、水やお茶やスープで補いましょう。
●栄養も大切で、ご飯や、脂身を除いた肉・魚、卵、大豆製品などのたんぱく質と
緑黄色野菜や果物に多いビタミンA・C・Eをバランスよく摂取しましょう。