坐骨神経痛の症状と改善方法
坐骨神経痛とは
お尻から足の後ろ側にかけての痛みやしびれの症状を
坐骨神経痛と言っています。
なおこの坐骨神経痛と言うのは傷病名ではなく、症状を
あらわす呼び名なんです。
坐骨神経とは腰椎の下部で、仙骨の上部から足先まで
つながる1m以上にもなって、鉛筆ぐらいの太さがあり
脳からの指令を流し、バランスを取ったりしています。
この坐骨神経通は腰痛から継続して発症することが多く
若い年代では腰椎椎間板ヘルニアと梨状筋症候群の症状が
が多く、高齢ではほとんどが腰部脊柱管狭窄と腰椎椎間板
ヘルニアを原因として発症します。
坐骨神経痛の症状
坐骨神経は、太ももと足の筋肉を支配している神経です。
何らかの障害が坐骨神経に起こると、お尻や太もも、足にかけて
鋭い痛みやしびれ、ふくらはぎの張り、冷感や灼熱感、締めつけ感
などの症状が現れます。
以下のような症状があれば坐骨神経痛かもしれません。
●足がすごく痛くて少し歩くと歩けなくなる。
●常時お尻にしびれや痛みがある。
●横になってもお尻や足が痛くて眠れない。
●体を動かすと足が痛む。
●靴を履こうと体を屈めると痛くてはけない。
●電車で立っていると足が痛んできて立つのがつらい。
●痛みやしびれ以外にも冷感や灼熱感が下腿にある。
坐骨神経痛の予防と改善方法
生活習慣を見直すことで、予防や改善につながります。
肥満改善
腰痛関係の疾患も発生原因ですので、腰痛の改善にも肥満の
改善は役立ちます。
やはり過剰な体重は腰椎のダメージとなり椎間板ヘルニアに
なったりしますので、出来るだけダイエットに励みましょう。
冷やさない
これも腰痛関係でも冷やすことで、筋肉がこわばり血行が悪くなり
疲労物質の乳酸を増やして悪化させますので、なるべく冷えない
ようにします。
しょうが紅茶を飲んだり、しょうがココアもいいです。
ストレッチ運動
坐骨神経痛の急性期と患部が熱を持っている場合は安静が大事
ですが、それ以外では筋肉のこわばりを取ることで改善が
見込まれますので、お風呂上り等にストレッチが有効です。
医学的な治療
上記のようなことでは痛みが治らない場合は、医療機関で
治療をしてもらうことになります。
病院では薬物療法・神経ブロック療法・理学療法・脊髄刺激療法
手術療法などが患者にあった処方がされます。
手術以外は保存療法ですので、原因をつぶすことではありませんが
手術はリスクもあることから良く医師と相談することです。