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糖尿病とはどんなものか

   

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(c)フリーメディカルイラスト図鑑

糖尿病とは

 

尿病とは血液中の血糖値が恒常的に高い状態を言いますが

自覚症状もあまりなく、放置されることで悪化していきます。

 

糖尿病と言う名前の由来ですが、イギリスの臨床医学者トーマス・

ウィリスが多尿症の研究中に患者の尿をなめてみたところ甘かった

と言う事からその名前がといたと言う事です。

 

このように糖尿病の場合、尿に糖が下りることが有名です。

糖尿病かどうかを判定する場合、健康診断の時に採血しますが、

その採血の分析で色分けされます。

 

健康診断の時は空腹時血糖値を調べますが、正常なのは110mg/dl以下

ですが、これを超えると精密検査となります。

 

126mg/dl以上の場合は糖尿病型と言う事になり、110mg/dl~126mg/dl

境界型と言います。

 

精密検査では75gのブドウ糖溶液を飲んで2時間後の血糖値を計測

しますが、200mg/dl以上あればアウトです。

 

現在の診断では、空腹時血糖値126mg/dl以上で75gテストで200mg/dl

以上で随時血糖値も200mg/dl以上で、HbA1c6.5%以上で糖尿病型と

診断されます。

 

なお、糖尿病は1型と2型の他、遺伝子の異常、妊娠糖尿病との

種類がありますが日本人の95%は2型になります。

 

1型は膵臓のインスリンを作る細胞が破壊されて、ほとんど

インスリンが作られないと言うものです。

2型は生活習慣病の一種になりますが高カロリー食や、運動不足

等が引き金となって、膵臓でインスリンをたくさん生産できなく

なる状態を言います。

 

 

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糖尿病は何が怖いの?

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糖尿病でただ単に血糖値が高く、尿に糖が下りるだけですと、

そんなに気にする病気ではありませんが、実は血糖値が高いまま

推移すると、高濃度のグルコースが作用して血管内皮のタンパク質と

結合する糖化反応を起こし、人体の中の微小血管が徐々に破壊されて

いきます。

 

目や腎臓を含む体中の様々な臓器に重大な障害が生じ糖尿病性神経障害

糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症と微小血管障害等を起こします。

 

糖尿病の合併症と言う言葉は聞いたことがあるかと思いますが、

糖尿病で失明したということも聞きますが、まさしく眼球の微細

血管が破壊されて網膜症を発症したのです。

 

また、腎臓は血液をろ過して不要物を尿として排出する臓器ですが

ここの毛細血管が破壊されると、ろ過することが出来なくなり

透析を余儀なくされます。

 

このように、糖尿病そのものは、そんなに重篤な病気ではないものの

その合併症を引き起こすことに怖さがあるのです。

 

 

 

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