絶滅危惧種と日本の絶滅危惧種
絶滅危惧種とは
絶滅危惧種とは現在地球上に生存している生物が何の手だてもしなければ、
生存環境の悪化などにより絶滅してしまう可能性が高い生物のことを言います。
自然環境の激変で生物が生きていけなくなったと言う事で、みんなが
知っているようなことは、過去に生きていた恐竜が絶滅したと言う事ですが
このような、自然環境の激変は致し方ないのです。
しかし、生物が絶滅すると言うようなことは、人間が関わっていることも
多くあり、農薬やホルモン、地球温暖化、大気汚染といった、人間のエゴ
ともいえることで、環境が変化して、それに耐えられなくなった生物が
絶滅の運命をたどることになります。
また、人間のせいで絶滅に追い込まれることは、たとえば動物の皮を
目的に捕獲されたり、象の牙が象牙として珍重され、象が絶滅の危機に
瀕したりしています。
これまで絶滅した生物でよく耳にするものは結構あります。
たとえば日本トキ 、ニホンカワウソ、エゾオオカミ 、ニホンオオカミ
などです。
レッドリストおよびレッドデータブック (環境省)
レッドリストとレッドデータブック (環境省)と言うものがあり、この
レッドと言う言葉が警告と言う意味でつかわれています。
レッドリストとは、絶滅のおそれのある野生生物(動植物)のリストで
国際自然保護連合(IUCN)によって作成されたものであります。
このレッドリストは絶滅の危険性の高さによるカテゴリー分けがされています。
レッドリストのカテゴリー(最新)
●Extinct (EX) – 絶滅
●Extinct in the Wild (EW) – 野生絶滅
●Threatened – 絶滅危惧種 Critically Endangered (CR) – 絶滅危惧IA類
●Endangered (EN) – 絶滅危惧IB類
●Vulnerable (VU) – 絶滅危惧II類
●Near Threatened (NT) – 準絶滅危惧
●Least Concern (LC) – 軽度懸念
●Data Deficient (DD) – 情報不足
●Not Evaluated (NE) – 未評価
レッドデータブック (環境省)はレッドリストより詳細なデーターになって
いますが、その調査にかかる時間が必要なため、まずレッドリストで大まかな
情報提供の後レッドデータブックが出されると言った運用になっています。
レッドデータブック (環境省)のカテゴリー
●絶滅種 (Ex)
●絶滅危惧種(E)
●危急種(V)
●希少種(R)
●地域個体群(LP)
日本の絶滅危惧種
色々と日本でも絶滅危惧種があるのですが、以下のように昔はどこにでも
いたような割とポピュラーな生き物が絶滅の危機に瀕しています。