防災リュックの中身と防災リュックの選び方
防災リュックとは、地震や洪水、台風などで避難しなければならなくなったときに
救援が来るまで最低限生存出来る食料や物品を入れて運べるリュックサックのことを言います。
これはコールマン製のリュックです。
避難所や避難場所へ向かうときに担いでいくことになりますが、結構な重さですので、
見栄えより肩にかける紐はなるべく広いものを選びましょう。
大きさですがなるべく大きいほうが良いです。
簡易的な寝袋を入れる場合は40リットルはほしいところですが、
入れる品物によっても容量は変化します。
おおよその目安として1リットルで300~500グラムのものが入ると思ってください。
しかし、大きいことはいいことだといった昔流行った言葉もありますので
小さいより大きいほうが何かと便利でしょう。
次は防災リュックに入れる中身について考えましょう。
誰でも思いつくのは、飲み水や食料と言った生存に必須なものになります。
ペットボトルに入ったミネラル水や乾パンを考えますが、経験者から聞くと
特に乾パンはおいしくなく口にするのがいやということです。
このようなことがありますので、長期保存ができる、お餅とか赤飯があれば尚よいということです。
5年保存可能なお餅
しかし、食料品は消費期限があるので定期的に替えていく必要があります。
缶詰や瓶詰は変質しないのではないかと思いますが、私の経験ではビールで
賞味期限を2年ちょっと経過したものが出てきて、飲んでやろうと栓を開けると、
腐ったりはしていませんでしたが、飲めたものではありませんでした。
このように、缶詰や瓶詰のものも定期的に交換する必要があります。
しかし、世の中には10年間保存できるミネラルウォーターとか、25年も保存できるクラッカーから、シチューや雑炊等もあるそうです。
25年保存可能なチキンシチュウ
次に必要なものですが、経験者に聞くと懐中電灯ではなくヘッドランプだそうです。
ヘッドランプでは両手が空くので、捜索作業などにも役立つとのことです。
その他、新聞紙は是非入れておきたいものです。
寒いときに防寒にもなりますし、その他ガラスの割れたものの上に敷くことで
怪我をしないとか便利グッズです。
そのほか、大きめのごみ袋(45リットル)。
これは、雨の時のカッパ代わりに使えたり、水の配給時の入れ物にしたり出来ます。
カセットコンロとガスボンベもあればお湯が作れますし、ご飯も鍋で炊けます。
後は、タオルや大判のハンカチ、軍手、布製ガムテープ、乾電池や傷テープ、
使い捨てカイロとポケットテッシュ、はさみやカッターです。
最近はLEDランプやラジオがついた手回し発電機があり、携帯にも充電出来たりするものがありますので必須品でしょう。
手回し発電機ラジオ・ランプ・携帯充電可能