2016年のお彼岸の入りはいつでしょうか?
2016/07/01
お彼岸の入りとは
お彼岸の入りは、これから説明するように
年2回あります。
そのお彼岸の入りとは、お彼岸の日の3日前
がお彼岸の入りになります。
ちなみに2016年は3月7と9月19日がお彼岸の入りと
なります。
さらに2017年は3月17日と9月20日です。
それから、お彼岸の日の3日後を
彼岸明けと言っています。
春分の日と秋分のが、お彼岸の日となり
毎年ちょっとずつ違っていてます。
またこの日を彼岸の中日(ちゅうにち)
いいます。
このようにお彼岸の期間はお彼岸の中日を
はさんで前後3日間の都合7日間ということです。
お彼岸の歴史とは
このお彼岸という風習ですが、仏教、特に
浄土教の考えから来ているようです。
浄土経典の『観無量寿経』の中で、西に沈む
太陽を見て極楽浄土を想うという方法があります。
太陽が真西に沈む春分・秋分の日に、西方浄土を思い、
ご先祖様を供養するという習慣が生まれました。
極楽浄土と西方浄土とは同じ意味ですが、
仏教では
太陽が東から昇る=生、太陽が西に沈む=死を
あらわしています。
西方浄土は西に十万億土離れたところにあるとされます。
さて、十万億土とはいったいどのような距離なのか
ということになりますが、メートルのような今風の
単位ではなく、ものすごく遠いと言った表現なわけです。
風水でも西は重要なようです
関係ないかもしれませんが、風水では西に黄色で
金運が上がると言われていますが、西に沈む金色の
太陽を表しているとのこと。
これも西方浄土と関係あるのかな?
極楽浄土に通じているといわれる大阪のお寺
ところで、大阪に四天王寺というお寺があります。
ここの西門は極楽浄土の東門と向き合っているそうで、
お彼岸に西に沈む夕日を見て極楽浄土を思う人が
大勢来たということです。
ちなみにこの四天王寺はあの有名な聖徳太子が
建立されたということです。
日本の法律でもお彼岸のことが決まっている?
春分の日は「自然を讃え、生物を慈しむ」、
秋分の日は「先祖を敬い、亡くなった人を忍ぶ」
と国民祝日に関する法律では言っています。
お彼岸のお墓詣りのやり方
いずれにしても、お彼岸になるとお墓詣り
しますよね!
多くの人は彼岸の中日の春分の日と秋分の日
にお墓詣りしていますが、この日に限ったわけでは
無く、お彼岸の期間であればいいようです。
さて、お墓詣りですが、みなさんはどのように
されていますか?
一般的には、お墓に着いたらお掃除をします。
墓石の汚れを水洗いしますが、お墓掃除用の
たわしなどで丁寧に洗いましょう。
雑草が生えていますので、綺麗に取ってあげます。
水鉢や花立、香立てのごみは取って綺麗にします。
仕上げはタオルなどで拭いて終了。
お花を生けて、線香をたてて拝みます。
お彼岸の定番スウィーツ
このお彼岸には春は「ぼたもち」秋は
「おはぎ」を食べる人が多いようです。
この「ぼたもち」と「おはぎ」は何が違うのでしょう?
実は同じものなのです。
季節的に春には牡丹が咲き、秋は萩が咲くので、
ぼたもち、おはぎという
名前になったということです。