カイロプラクティックって効果あるの
2016/07/01
カイロプラクティック施術中
カイロプラクティックとは?
カイロプラクティックは、1895年にアメリカのダニエル・
デビッド・パーマーによって発案された整体療法のことで、
カイロとはギリシャ語で「手」という意味で、プラクティック
とは「技」という意味になり「手技」が日本語訳になります。
カイロプラクティックでは、病の原因の多くは脊椎や頚骨等の
歪みから起こると考え、その歪みを調整すると疾病を治療する
ことが出来ると考えています。
したがって、筋肉や骨といった筋骨格系へアプローチして、
関節アジャストメント等の施術をすることで、薬物等をなるべく
用いずに、自然治癒力を取り戻させようとするものです。
ただ、治療の理論の多くは科学的に明らかにされたものではない
といったことですので、特に日本では民間療法的な扱いに
なっています。
発祥の地アメリカやカナダ、オーストラリア、イギリス、EU
等約40か国はカイロプラクターという国家資格を与えていますが、
日本をはじめ多くの国では何ら法的なものはありません。
カイロプラクティックは効果があるの?
日本では、特に国家資格でもないので法律も存在しませんが、
アメリカなど資格を認めている国もあり、またカイロプラクティック
の世界的集まりの世界カイロプラクティック連合(略称:WFC)
というものがあり、カイロプラクターという名称の使用基準を
定めています。
カイロプラクティック授業風景
現在日本ではこのWFC基準と称する養成校は2校ありますが、
この基準でカイロプラクターと名乗れる人は約600名程度
しかいませんので、日本のカイロプラクターが2万人もいる
なかでは、すごく少ないわけです。
日本でも何らかの法整備が待たれますが、専門学校などありますが
何の教育を受けなくてもカイロプラクターって看板も出せますので
口コミとか評判を参考にするしかないでしょう
カイロプラクティックにむかない傷病名
カイロプラクティックでは施術の時に脊椎に直接力を加えるため、
技術的に未熟な者が行うと神経を痛める危険性があります。
また、次のようなものにはカイロプラクティックはむきません。
腫瘍性、出血性、感染性疾患、リュウマチ、筋萎縮性疾患、
心疾患等は利用しても効果がありません。
また、交通事故などで傷害を受けたような、椎間板ヘルニア、
後縦靭帯骨化症、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、脊椎すべり症
などは手技により悪化する可能性があります。
骨粗しょう症などは手技でボキボキ折れてしまう可能性が
あります。
このように、街にある施術所は法律によって担保されて
いないので、安心とは言えないと思います。
WFC基準と称していればある程度いいのかもしれません。