不眠に効果がある漢方薬とは
不眠に効果がある漢方薬とは
不眠症の薬物療法では、ベンゾジアゼピン・非ベンゾジアゼピンの睡眠薬が
処方されて、多くの人が利用しています。
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は最も一般的に処方されていますが
商品名ではりーぜ、デパス、セレナール等20種類程度あります。
一方非ベンゾジアゼピンの睡眠薬は比較的中程度までの不眠症に
処方されていて、あたらいい薬のようですが効果はベンゾジアゼピン
のようなものです。
商品名ではマイスリー、アモバン、ルネスタ等です。
このような薬物療法のベンゾジアゼピン・非ベンゾジアゼピンの
どちらも習慣性と耐性もでき量を増やす必要があったり、そのほか
顕著に健忘や幻覚、眠気、めまい、覚醒と集中力の欠如などの
副作用が起こる可能性が指摘されているのと、離脱症候群と依存症
が起こってきます。
このような、悪い面が薬物療法にあるので、これを漢方薬で
解決できないかと言う事でしたが、以下のような漢方薬が
緩やかな効き目で注目されています。
薬物療法の副作用を避けるためにも、切り替えが必要ですが、
離脱症候群などあるため急に切り替えることはしないで、何週間か
掛けて切り替えをしているようです。
不眠に効果がある漢方薬
漢方薬では、神経症性不眠の場合には、薬物療法よりまず漢方薬を
ためしてみるのが良いとされています。
● 黄連解毒湯
体格が良く入眠時に問題があり何度も寝返りをする場合に有効
● 加味帰脾湯
虚弱で入眠時に問題があるにもじっとしている場合に有効
● 酸棗仁湯
疲労が続き熟睡できず頭だけがさえているような場合に有効
● 抑肝散
熟睡が出来ず不安感やイライラが強い場合に有効
このように漢方薬も有効な場合がありますので、専門医に相談して
出来るだけ副作用が少なく、的確な処方をしてもらいましょう。