近鉄の「つどい」で式年遷宮後の伊勢神宮へ
近鉄の「つどい」とは
近鉄(近畿日本鉄道)では、お伊勢さんの20年に1回の式年遷宮を記念して
「つどい」とネーミングされた3両編成の電車を運行しています。
この「つどい」の3両はいわゆるラッピング電車になっていて、伊勢志摩の
風景をベースに、名物の伊勢エビやアワが描かれていて、さらに志摩マリーン
ランドのペンギンも描かれてとても和やかです。
この電車は、平成27年3月27日までの土・日・祝と1月1日~4日まで
運行されます。
この期間中に毎日運行されると言うわけではなく主に土日祝日の運行となって
いますので、注意が必要です。
それと、各車両はあとで説明するように、いろんな用途に分かれていますが
座席はすべて、窓に向けてセットしてあるので、景色がよく見えるということです。
運行は、伊勢市駅⇔賢島駅間で約1時間の所要時間で1日2往復ですが、定員が80人と
なっていて、予約をする必要があります。
予約は近鉄特急券発売所、近畿日本ツーリスト、JTB、農協観光など主な
旅行会社で購入できます。
停車駅は、伊勢市駅、宇治山田駅、五十鈴川駅、鳥羽駅、鵜方駅、賢島駅と
なりますが、購入代金ですが、何処から乗り降りしても通常運賃に大人300円
こども150円を加算した金額となります。
ちなみに伊勢市駅から鳥羽駅までフルに乗った場合は大人970円、こどもが
490円となります。
運行時間ですが、賢島発は10時40分と13時40分、伊勢市駅発は12時22分と
15時14分となっています。
このような時間が予定されていますので、賢島で1泊後伊勢神宮に参拝するか、
伊勢神宮に参拝してから賢島に宿泊するような予定になります。
近鉄の「つどい」の魅力
つどい
1両目(伊勢市側)風の遊び場
この車両は車両の約半分のスペースが子供たちの遊び場風に作ってあり
扉部分は上から床までの大きなガラスとなっていて眺めもさることながら、
その両側にあるスリットから風が入ってきて心地よいようになっています。
また、この車両にはトイレも設備されています。
2両目(真ん中)イベントスペース
この車両は、座席は賢島方面に8人だけになっており、あとはバーカウンターや
テーブルがセットされていて、イベントがある日には、伊勢エビ汁やアコヤガイの
貝柱天ぷらとかウツボのから揚げが乗客に振舞われます。
また、沿線の特産である的矢牡蠣や伊勢海老、志摩のきんこ(芋)などがお土産と
して購入することもできます。
なお、イベントは乗車日にない場合もあり、またイベントがあっても振る舞いが
無い場合もあるようで、前もって調べてください。
3両目(賢島側)イベントスペース
片側24人両側48人分の座席があり、賢島側に主に子供用になりますが、
運転台のがセットしてあり、もちろん運転はできませんが、その雰囲気を
味わうことができ、スピードメーターは実際の電車のスピードと
同じように動きます。
さらに、子供用に特別にあつらえた制服も着せてもらうことが出来て、
子供さんを持つ親には良い思い出となるでしょう。