熊本飯の太平燕(たいぴんえん・タイピーエン)クマモンも応援してます
2016/07/01
太平燕は中華料理でも熊本版がポピラー?
インスタント太平燕
大平燕はたいぴんえん・タイピーエンと読みますが、もともと
中国福建省福州市の高級な郷土料理です。
本場中国では、扁肉燕(ビェンニュッイェン)と言って、豚肉を
叩き潰して、さつまいも粉を練り込んでワンタンの皮を作りそこに
さらに肉を入れたワンタンスープのようなものです。
この、大平とは平和と言った意味があり燕=宴が合わさって
平和な宴としてめでたいとして結婚式料理にも使われます。
一方ここ日本では明治時代にめでたい料理としてかどうかは
わかりませんが華僑がもたらしたとされています。
上の写真は現代のタイピーエンですが、本場の太平燕と
根本的に違った物になっています。
本場の太平燕は、アヒルの卵をゆでたものを使いますが、日本では
手に入りにくいこともあって、熊本のタイピーエンには鶏の卵を
基本的には揚げたものを使っています(ゆで卵そのものもあります)。
この卵が違うだけなら、ああそうかと納得できますが、基本部分の
扁肉燕(ビェンニュッイェン)のワンタンのようなものが、熊本では
はるさめとなっています。
スープのようなものが、麺料理へと変貌しているのです。
厳密に言うと本場中国の太平燕よ熊本の太平燕は名前は一緒ですが、
料理としては別物と言う事になります。
日本の太平燕ははスープ春雨の具だくさんと言ったものす。
大変ヘルシーなタイピーエンのレシピ
太平燕の料理ナウ
タイピーエンと言うのはスープ春雨の具だくさんと言った物で
野菜とお肉と海産物と卵が基本具材になります。
また、言ってみれば、春雨のちゃんぽん麺風のようなもので、
基本具材のバリエーションが各家庭であります。
また、春雨が麺替わりですので、麺1玉約340kcalありますが、
緑豆春雨1人分約35グラム(乾量)では約150kcalと半分以下と
なりますので、ラーメンを食べるより低カロリーなのです。
8月22日の秘密のケンミンショウや過去の放送でもタイピーエンは
取り上げられていましたが、熊本市では学校給食で初めて食べて、
市民食となっているとのことでした。
材料です。
○豚肉 150g
○無頭エビ 100g
○キャベツ 200g
○ニンジン 60g
○キクラゲ 10g
○ラード 大さじ1
○万能ネギ 適量
○春雨 150g
○鶏がらスープ 4カップ
○塩 小さじ1/2
○コショウ 少々
○ゆで卵 4個
○しょうゆ 適量(揚げたまご用)
○片栗粉 少々(揚げたまご用)
○サラダ油 大さじ2
○みりん 大さじ1(だし用)
○酒 大さじ1(だし用)
○薄口しょうゆ 大さじ2(だし用)
作り方
○豚肉は一口大に切り、エビは殻をむいて背ワタを取っておきます。
○キャベツは3cm幅の短冊に切って、ニンジンともどしたキクラゲは
せん切りにします。
○ゆで卵はしょうゆで下味をつけて、片栗粉をまぶしてフライパンに
油を敷き転がして焼き色をつけ半分に切ります。
○春雨は熱湯でゆでて、冷水でさましザルにあげておきます。
○鶏がらスープにみりん・酒・醤油を加え、味をつけします。
○ラードを中華鍋に入れて熱し、豚肉・エビを炒めます。
○次にキャベツ、ニンジン、キクラゲを炒めます。
○鍋にスープを加えて春雨を入れ、程よく煮込んで塩、コショウで味を
調えて器に盛り、刻んだ万能ネギを加え、揚げ卵をのせて出来上がり。
バリエーション
上記は、鶏ガラスープ仕立てでしたが、ラーメンのスープのように
味噌仕立て、白湯スープ仕立て、ネギ味噌仕立てとかいろいろ楽しめます。
クマモンも応援しているタイピーエン
クマモンの太平燕(エースコック)
本格的なタイピーエンを作ろうと思うと、結構調味料などもたくさんの
種類を用意したり、大変ですが、今の世の中便利なものが売っています。
まずはエースコックのクマモンの太平燕
6個で720円だそうで、画像クリックで販売サイトへ飛びます。
次は肉団子入り太平燕
二人前で1155円だそうで、画像クリックで販売サイトへ飛びます。