更年期障害は男性もあるの？
更年期とは
更年期障害と言う場合のまず更年期とはどのようなことを言うので
しょうか？
高年期と言う漢字なら、年齢が高くなった期間と言うようにわかりますが
更年期と言う言葉は、何か更新するようなことが起こる期間のことの
ようです。
実は、女性の一生のうちに、思春期に体の変化があり、妊娠が可能に
なっていきますが、これは卵巣から卵子がポンと排出されることで
妊娠が出来るのです。
この卵子がポンと排出するために、まず脳の視床下部と言うところから
ゴナドトロピン放出ホルモンが出て、そのホルモンが次に卵胞刺激ホルモン
が下垂体から出て、そのホルモンが、卵巣からエストロゲン(女性ホルモン）
が出ると言う仕組みですが、大体30歳を超えたあたりから、エストロゲンの生産が
衰えてきます。
このような、経過を経て、閉経へと進んでいくことになります。
このような体の変化とホルモンバランスの変化が閉経前後に起こり
いろんな不調が現れる人も少なからずいます。
こんなような期間が更年期で、正確な定義はありませんが、閉経の
前後5年間ぐらいを更年期と言っていますが、人生では閉経後と言う
ステージに入ることになります。
更年期障害
更年期障害
更年期に差し掛かると、上記のようにホルモンバランスが崩れて
行きますので、体の不調をきたすわけです。
主な症状は
１ ほてり・のぼせと言ったホットフラッシュ
２ 汗を多くかく
３ 動悸、息切れ、めまい
４ 頭痛、耳鳴り、肩こり、不眠、疲労感
５ 情緒不安定、不安感やイライラ、抑うつ気分
６ 男性の場合は勃起不全（ED）といった生殖器症状
このように自律神経失調症のような症状と精神的な症状が現れます。
男性の場合は男性更年期障害と呼ぶこともありますが、仕組みは
女性ホルモンが減少するのではなく、男性ホルモン（テストステロン）
の減少により40歳前後に現れますが、症状的には女性より緩慢で
あまり気が付かない人が多いようです。
更年期障害は中年の病気だったのですが、最近は30歳前でも起こる
ようになってきて、それは過激なダイエットなどでホルモンバランス
が崩れた人もなります。
更年期障害の治療
更年期障害のいろんな症状ですが、そんなに重篤なことでもなく、でも
仕事や家事に支障があるのですが、年のせいとか、頭痛薬を飲んだり、
場合によると内科医ぐらいには行く人が少しいますが、原因がわからない
とか、疲れでしょうとかで的確な治療がされないと言う現実があります。
自分の歳で、更年期にいるのかなと感じた場合、内科ではなく婦人科に
受診してください。
更年期障害では、主にホルモン療法がおこなわれ、注射とか皮膚にパッチ
を張ると言う要は治療方法ですが、経験者の話では、つらかった症状が
問題ないくらいに改善したと言われています。
ただ、エストロゲン療法は乳がんになる可能性が指摘されていることで、
最近はプラセンタ療法（注射）が行われ良好な結果が得られ、副作用も
無いとのことです。
それと昔から漢方薬にも効果があるとのことで、医師に相談することで
ご自身にあった（閉経後と閉経前で治療方法も変わる）治療を受ける
事が出来ます。