2017年春の彼岸はいつでしょうか?
2016/07/01
春の彼岸はいつ?
春のお彼岸は、春分の日を挟んでその前後3日間の都合7日間を言います。
この春分の日ですが、太陰暦(旧暦)が現代は太陽暦のグレゴリオ暦に
なっていますが、地球が太陽の周りを1周する期間がちょうど365日ではなく
ちょっと余りがあります。
閏年と言うのは、この余りを調節するために設けられています。
春分と言うのは、二十四節気の一つですが、昼と夜の長さが同じように
なる日でしたが、天文学的には春分点を通過する日になります。
でこの日は年によって日にちが替わりますが、これからの春分の日と
秋分の日は以下のようになります(Wikipediaから引用)。
春の春分 秋の秋分
● 2016年(平成28年) 3月20日(日曜日) 9月22日(木曜日)
● 2017年(平成29年) 3月20日(月曜日) 9月23日(土曜日)
● 2018年(平成30年) 3月21日(水曜日) 9月23日(日曜日)
● 2019年(平成31年) 3月21日(木曜日) 9月23日(月曜日)
● 2020年(平成32年) 3月20日(金曜日) 9月22日(火曜日)
● 2021年(平成33年) 3月20日(土曜日) 9月23日(木曜日)
● 2022年(平成34年) 3月21日(月曜日) 9月23日(金曜日)
● 2023年(平成35年) 3月21日(火曜日) 9月23日(土曜日)
● 2024年(平成36年) 3月20日(水曜日) 9月22日(日曜日)
● 2025年(平成37年) 3月20日(木曜日) 9月23日(火曜日)
● 2026年(平成38年) 3月20日(金曜日) 9月23日(水曜日)
● 2027年(平成39年) 3月21日(日曜日) 9月23日(木曜日)
● 2028年(平成40年) 3月20日(月曜日) 9月22日(金曜日)
● 2029年(平成41年) 3月20日(火曜日) 9月23日(日曜日)
● 2030年(平成42年) 3月20日(水曜日) 9月23日(月曜日)
このように年によって若干日にちがずれますが、この日を中心に
前後3日の都合7日間を彼岸と言いますが、これは秋も同じです。
彼岸とは
彼岸は春と秋の年2回ありますが、春分の日や秋分の日を彼岸の中日と
言いますが、彼岸の初日の事を彼岸の入りと言って、彼岸の最終日の
事を彼岸明けと呼んでいます。
本来彼岸では、彼岸の中日に先祖の感謝や供養を行い、残りの6日間は
「六波羅蜜」と言って悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目を
1日に一つずつ修めていました。
彼岸では、仏教の教えで極楽浄土思想があり、人の死後西の方角に
極楽があると言う事で、西方浄土が言われていました。
彼岸の中日では、太陽は真東から昇り(人生の始まり)、真西へと
太陽が沈みます(死を表しています)。
心に西方にある極楽浄土(西方浄土)を思い描き浄土に生まれ変われる
ことを願って、真西に太陽が沈む日が極楽浄土につながっているとして
人々が念じたのです。
六波羅蜜とは
六波羅蜜(ろくはらみつ)とは、仏陀を目指す菩薩が修める6つの実践徳目の
ことで「六度(ろくど)」とも言われます。
この六度は以下のようです。
1 布施波羅蜜
他人へ施しをすることです。
2 持戒波羅蜜
戒を守り、反省することです。
3 忍辱波羅蜜
不平不満を云わず耐え忍ぶことです。
4 精進波羅蜜
精進努力することです。
5 禅定波羅蜜
身心を安定させることです。
6 智慧波羅蜜
真実を観る智慧を働かせることです。
このような教えは本来は毎日心がけるべきものですが、そうは言っても
日常的にはいろいろとありできないので、せめて年2回の彼岸に徳目を
実践しようとのことです。
春のぼたもち、秋のおはぎ
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彼岸団子と言う事で、ふかしたもち米にあんこを付けたお餅を
お供えにしたり、食べたりしますが、春も秋も内容は同じお餅
ですが、なぜ呼び名が違うのでしょうか?
漢字で書くと分かりやすいのですが、ぼたもち(牡丹餅)と
おはぎ(御萩)と、花だったのです。
春のお彼岸ごろに牡丹が咲くので、ぼたんに見立てぼたもちと言い、
秋には萩が咲きますが、小豆の粒を萩の花に見立ておはぎと
言うようになりましたが、年中おはぎと言う名前で売っている
ところが多いようです。