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H5N1型鳥インフルエンザの脅威!予防方法は?

   

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H5N1型鳥インフルエンザとは

 

H5N1型鳥インフルエンザとは、良く聞くA型のインフルエンザの一種で

インフルエンザを引き起こす能力があります。

 

ただし、H5N1型鳥インフルエンザとの表現は鳥がインフルエンザに罹る

と言う事で、鳥インフルエンザと言っていて、人間が罹るインフルエンザは

ヒトインフルエンザと呼ばれます。

 

だったら人間には関係ないじゃん!と思ってしまいますが、ところがこれが

そうではないと言う事が最近分かったのです。

 

H5N1型という意味ですが以下の意味合いがあります。

 

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H5N1型のH5とは

 

H5ですが、このHはヘマグルチニンと言ってインフルエンザウイルス、

やその他多くの細菌、ウイルスの表面上に存在する抗原性糖タンパク質

で、このヘマグルチニの働きで、インフルエンザウイルスが、細胞に

感染します。

 

なお、抗原性とは抗原となる物質(インフルエンザウイルス)が

抗体を特異的に認識して結合する性質を言います。

 

このH型はH1からH16まで分類されていて、人に感染するのはH1,H2,H3

の3型が知られていて、他の型はこれまで人に感染はしませんでした。

 

しかし、鳥に存在しているH5型の一部が突然変異をして、人の

細胞に取り付けるようになったため、香港や中国で発症する人が

出てきたのです。

 

H5N1型のN1とは

N1のNとはノイラミニダーゼと言うもので、インフルエンザウイルスの

表面に存在し、インフルエンザウイルスの自己複製プロセスにおいて

必要とされるもので、宿主細胞内で産生された複製ウイルスの、

細胞からの遊離を可能にすし、インフルエンザウイルスが増殖します。

 

 

H5N1型鳥インフルエンザの脅威とは

 

抗原抗体反応って言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、

おさらいをすると、抗原抗体反応と言うものは、体に異物(ウイルス等)

が入って病気になると、免疫機能が働きそのウイルスなど、体に悪いものと

戦って、一度そのような経験を免疫がすると、以後同じウイルスなどが

侵入してくると、速戦体制になりウイルス等を体内に入れさせないと言った

働きを言います。

 

この一度経験をする時に、ヘマグルチニの形を覚えているから防御できる

と言う事です。

 

H1型やH2、H3型は今まで人間が罹ったことがあるインフルエンザの

型なので、既に抗体を持った人も多いと考えれれ、またその型に合わせた

ワクチンの接種で、抗体を獲得することが可能です。

 

問題は、今まで人が感染したことがない、新種のインフルエンザウイルス

は、抗体を持った人もいなく、またワクチンも製造されないと言った

状態のところへ、ウイルスに感染すると、無防備ですので、特にH5N1の

ように強毒性の場合、人から人への感染が起これば、過去のスペイン風邪や

香港風邪のようなパンデミックスが起こります。

 

現在、H5N1型で感染した人の死亡率は60%以上となっています。

 

現在のところ、感染者は何らかの鳥との接触があり罹患したと言う事で

まだ、人から人への感染は確認されていません。

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ただ、A型は突然変異することが多く、いつなんどき人から人へ感染を

するようになるかは可能性はあります。

 

厚生労働省の試算では、H5N1型の鳥インフルエンザが人から人へ移る

ようになった場合、日本でいわゆるパンデミックスで64万人の死者

予想されていますが、オーストラリアのロウイー研究所での試算に

よるとなんと210万人もの死者が出ることになると言う事です。

 

インフルエンザの予防方法

 

  1. 野鳥からの感染防止
    衰弱又は死亡した野鳥又はその排泄物を見つけた場合は、直接触れないこと。もしも触れた場合には、速やかに手洗いやうがいをすること。特に、子供は興味から野鳥に近づくおそれがありますので注意しましょう。

 

  1. 海外での感染防止
    不用意に鳥類に近寄ったり触れたりしない。(特に、家きんが飼育されている場所、生きた鳥を販売している場所や食用に鳥を解体している場所には立ち入らない)鳥の解体や調理をしない。もしも鳥を扱った場合には必ずよく手を洗う。十分に加熱された鳥肉、卵などを食べる。

厚労省HP参考

 

 

 

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