わらびのあく抜きと動画レシピ
わらびのあく抜きとは
季節も春になってくると、新芽を求めて山野に行きたくなって
来る人も多いのではないでしょうか。
わらびなど山菜を採りに近くの山などに行くと、空気もよく
すがすがしい気持ちとともに、お目当ての山菜も持って帰り
なんか得した感じになります。
さて、採ってきた山菜でも、特にわらびについてはちっとした
注意が必要です。
山菜の中でもわらびについては、非常にあくが強いと言うことが
知られています。
それと、あくの中にはプタキロサイドと言う発癌物質があり
これが、いわゆるわらび中毒を引き起こします。
わらび中毒は、牛や馬がわらびを餌として食べることで、
馬に置いては運動失調た間代性痙攣とか、牛では再生不良性貧血や、
血液凝固不全等を引き起こし、人間が沢山食べると、体じゅうが
大量出血症状になり、骨髄がしだいに破壊され死にいたることも
あると言う事です。
ただ、人間の場合、牛や馬のようにわらびを主食として大量に
摂取すると言う事はまずないので、生をそのまま天ぷらにしたり
して食べても、その程度では健康が害されることはないようです。
発癌物質のプタキロサイドは以下のようなあく抜きをすることで
発癌性が無くなります。
重曹を使ってあく出しをする方法
あく抜きの仕方
●わらび 500g
●重曹 大匙1
●大きめの鍋 わらびが浸かるもの
●水 わらびが浸かる量
やり方
1.わらびを水洗いします。
2.大きめの鍋にたっぷりの水を入れ、火にかけ沸騰させます。
3.沸騰したらわらびを入れ重曹を火を止めますが、柔らかめがお好きな場合は少し長めに火にかけます。
4.そのまま火から下し、一晩置きます。
5.重曹入りの水を真水に替えさらしておきます。
6.必要な分わらびを出して調理します。
小麦粉を使ってあく出しをする方法
●わらび 500g●小麦粉 大匙4
●塩 小匙2
●大きめの鍋 わらびが浸かるもの
●水 わらびが浸かる量
やり方
1.わらびを水洗いします。
2.大きめの鍋にたっぷりの水を入れ、塩と小麦粉を入れて火にかけ沸騰させます。
3.沸騰したらわらびを入れ3分程度加熱して火を止めます。
4.わらびを取り出して冷水でさらして出来上がりです。
5.必要な分わらびを出して調理します。
わらび動画レシピ
わらびのたたき
材料です。
●わらび 200g ●みそ 大1
作り方
●柔らかく煮たわらびを包丁の背で粘りが出る程度つぶします。
●味噌を加えて、さらに包丁の背でたたいて出来上がり。
●好みで山椒の葉を入れたりショウガを入れても良い。
●お酒のおつまみや白いご飯にも合います。
わらびの漬物
材料です。
●わらび 適量 ●くず野菜 適量
●昆布つゆの素 適量
作り方
●茹でたわらびを一口長さに切ります。
●同様に野菜もスチック状にで一口長さに切ります。
●容器に上記を入れて昆布つゆを入れてかき混ぜます。
●容器に小皿のような重しをしてしばらく置くと出来上がりです。
わらびの食べ方は、あまりバリエーションが無く、2杯酢で
食べたり、おひたしで食べたりが一般的でしょう。