護王神社とソチオリンピックの関係（フィギュアスケート高橋大輔選手）
護王神社がにわかに有名になっています
護王神社とは京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385にある神社です。
護王神社は平安京の建都に貢献した和気清麻呂公（わけのきよまろこう）
をお祀りしています。
もとは洛西の高雄山神護寺の境内に清麻呂公の霊社として祀られていた
ものを、明治19年（1866）、明治天皇の勅命により、
華族中院家邸宅跡地であった京都御所蛤御門（はまぐりごもん）前の
現在地に社殿を造営し、神護寺境内からご遷座して現在のところと
なったとのことです。
この時に清麻呂公の他に姉君の和気広虫姫も主祭神として合わせ祀り
したそうです。
護王神社は、「いのしし神社」とも呼ばれていますが、これは
崇敬者により境内に霊猪像（狛いのしし）が奉納され、それ以来
いのしし神社とおばれています。
普通神社仏閣には狛犬がつきものですが、ここ護王神社では狛猪と
なっていて、境内いたるところにいのししの置物があります。
これは、その昔和気清麻呂公が九州の宇佐八幡宮に向かう際に、
300頭ものイノシシが現われて清麻呂を守ったという故事と、
その際に和気清麻呂公の足萎え（あしなえ）が治ったという
事にちなんでいます。
そのため護王神社は足腰の病気・怪我回復の御利益があると
されていて、足萎難儀回復の碑と言うものもあり、特に足腰に
ご利益があると言う事です。
護王神社とフィギュアスケート高橋大輔選手の関係
高橋大輔選手はバンクーバーオリンピック銅メダリストとなっているほか
トリノオリンピックで8位、2010年世界選手権で優勝するなどの輝かしい
功績があり、岡山県の倉敷市出身であります。
高橋大輔選手は昨年11月に右すね骨挫傷と診断されましたがソチに
出場することが決まっていましたので、ファンたちがここ護王神社が
足腰にご利益がある神社と知って、絵馬を奉納する人が増えたとのこと。
新聞情報では絵馬は150枚を超えるようで、その絵馬には京都にも関わらず
埼玉や徳島など遠方から訪れる女性もいるといいます。
選手の活躍を期待したいところです。